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プロポリスの品質 1

プロポリスの原料は
樹脂成分を含んだ植物の枝の表皮や新芽
そして花のつぼみなどです。
従って、ミツバチがどの植物から
プロポリスを産出するかによって
含まれる成分の構成に差異を生じることが予想されます。


坂本さんてちの調査と経験によると
注目されているケルセチンの含有量が多いものは
サンパウロ州とその隣接地域に集中していることが
分かっているのです。
坂本さんは次の３種類の木が高品質のプロポリスを
産出してくれると説明しながら写真を見せてくれました。
許可をいただいたので公開しましょう。

   
写真は左から
アレクリン、アサペイシェ、カペシンギ（いずれも俗名）です。
画像をクリックすると大きくなります。

ブラジルではハチミツの生産では北部熱帯地方が中心で
その地方では、もちろんプロポリスも多く採れます。

しかし坂本さんたちの養蜂場はブラジル全国に散在しているけれども
サンパウロ州とその近辺で産出したプロポリスだけを
日本向けの商品としているそうです。
ケルセチンを多く含むからです。

では、日本の市場に出ているプロポリスの品質規格は
どのようにコントロールされているのか
また、アルコール溶液の濃度とプロポリスの品質の関係などについて
より良い品質の食品を選ぶ立場から
もうすこし掘り下げて考えてみましょう。